モデルナ、2027年までに10製品承認を目指す戦略発表
$MRNA概要
モデルナは、2024年9月12日に開催された年次R&Dデーで、mRNAパイプラインの進捗と戦略的優先事項を発表しました。2027年までに10製品の承認を目指し、次世代COVIDワクチンやインフルエンザ/COVIDの組み合わせワクチンの承認申請を2024年に予定しています。また、RSVワクチンのフェーズ3試験での成功を受け、米国での承認申請を計画しています。非呼吸器系の重要なステージプログラムも進行中で、がんや希少疾患、初のクラスのワクチンに焦点を当てています。研究開発費を2027年までに11億ドル削減する計画も発表されました。
次世代COVIDワクチンの承認申請
モデルナは、次世代COVID-19ワクチンmRNA-1283のフェーズ3試験で、既存のSpikevaxと比較して非劣性を示し、特に65歳以上の参加者で高いワクチン効果を確認しました。このワクチンは冷蔵条件での安定性が向上しており、インフルエンザとの組み合わせワクチンの基盤となる予定です。2024年に承認申請を行う計画です。
RSVワクチンの進展
モデルナのRSVワクチンmRESVIAは、60歳以上の成人向けに米国とEUで承認されており、18歳から59歳の高リスク成人を対象としたフェーズ3試験でも主要な免疫原性のエンドポイントを達成しました。2024年には、適応年齢を拡大するための追加生物製剤ライセンス申請を行う予定です。
研究開発費の削減計画
モデルナは、ポートフォリオの優先順位付けとコスト効率化を通じて、2027年までに年間研究開発費を約11億ドル削減する計画を発表しました。この戦略により、がん、希少疾患、初のクラスの非呼吸器系ワクチンの商業ポートフォリオを拡大することを目指しています。
企業情報
ティッカー | MRNA |
会社名 | モデルナ |
セクター | ヘルスケア |
業種 | Biotechnology |
ウェブサイト | https://www.modernatx.com |
時価総額 | $45,690 million |
PER | 0.0 |
配当利回り | 0.0% |