クロロックス、2024年度第3四半期決算と見通しを更新
$CLX 決算 その他開示クロロックスは2024年度第3四半期決算を発表し、サイバー攻撃からの回復過程の中で複雑な業績を示した。既存事業売上高は2%増加したものの、販売量の減少と為替の悪影響により、売上高は5%減の18億1,000万ドルとなった。売上総利益率は、製造・物流コストの上昇と貿易促進費の増加を背景としながらも、価格設定効果とコスト削減により、40bp拡大し42.2%となった。希薄化後EPSは前年同期の1.71ドルの損失から0.41ドルの損失にプラスに転じたが、これは主に前年の現金支出を伴わない減損費用によるもので、複数の営業損失により相殺された。調整後EPSは13%増の1.71ドルで、価格設定とコスト削減のメリットを反映している。しかし、年初来の営業キャッシュフローは51%減の3億5,500万ドルとなった。当社は、アルゼンチン事業の売却によるポートフォリオの進化、技術革新の立ち上げ、6四半期連続の売上総利益率の拡大など、戦略的な前進と事業の回復を強調した。しかし、当四半期の業績は、サイバー攻撃からの回復と長期的成長に向けた戦略的シフトに対する回復力を示している。クロロックスは、第4四半期末までに完全な流通回復を見込んでいる。
⧉元の報告書を表示⧉Yahoo Finance(米)で株価チェック
AI 決算評価
事業展開
サイバー攻撃からの事業回復の継続、アルゼンチン事業の売却、ポートフォリオの進化、新製品イノベーションの立ち上げ、戦略的デジタル投資および生産性向上への投資。
見通し
売上高は、アルゼンチン事業売却と第3四半期決算の影響を受け、下限で1桁台前半の減少を予想。既存事業売上高は1桁台前半の増加を予想。売上総利益率は約275bpの上昇を見込む。
データ | |
---|---|
会社名 | クロロックス |
自社株買い | 記述なし |
配当金 | 記述なし |
特別利益 | 記述なし |
特別損失 | One-time pretax charge of $240 million due to the noncash impact of the release of cumulative currency translation losses related to the divestiture of Argentina business. |
企業情報
ティッカー | CLX |
会社名 | クロロックス |
セクター | 生活必需品 |
業種 | Household & Personal Products |
ウェブサイト | https://www.thecloroxcompany.com |
時価総額 | $16,659 million |
PER | 69.1 |
配当利回り | 3.7% |